忘れられない月命日
昨日は月命日。
忘れられない日になった。
長くなるから極力、箇条書きで残しておこう
○疎遠になっていた友達から突然のお誘い
○たまたま夫が仕事休みだったので子守りお願いして急遽彼女とディナーすることに。
(以下彼女が伝えてくれたこと)
○母の死に込められた母の思い
『あなたにとって、とても良い職場だから、辞めずに続けなさい』
『長男へ。引き戻してごめんね。あなたの人生、好きなように生きてほしいけれど…引きこもりで社会からも家族からも孤立している長女が心配、
誰かそばに居てあげてほしい。どうか頼みます』
(私は5月いっぱいで退職して6月地元に帰る予定だった。そして兄も6月から地元へ転勤が決まっていてもう少しで母と兄と私と子供たち5人の生活がスタートする予定だった)
○入社して2ヶ月で急に『母を看取りたいから今月いっぱいで辞めさせてください』と言って
その2日後に『出来れば退職の話はキャンセルさせてください。実は昨夜母が亡くなりました、2週間お休みください』と振り回しまくって…
それでも、ゆっくりしてきてくださいと送り出してくれた職場の人達。
もう感謝しかなくて
この恩は仕事で返していくしかないと誓った。
だけど新人が出来ることなど知れていて
足を引っ張る毎日に葛藤する日々だったけど
ようやく2年目になって少しずつ分かって
大した事はできないけれど、何とか役に立てたらと日々勤務している。
そして、母もまた
癌が発覚して退職を申し出たとき
『いや、絶対治してまた帰ってきてください、
休職ってことで席は残しておきますから』
と言ってくれた職場の優しさに涙して、
『絶対治して仕事復帰するんだ!』と頑張っていた。
その話を聞いて彼女が言った。
『お母さんが出来なかったことを
今あなたがしているな、って思ったよ
そして今もずっとお母さんが出来なかったことや
お母さんが描いていた幸せな風景をあなたに託して
見守ってくれているんだなって感じたよ』
○普段は子供達と即寝する夫、
寝ようとしたら鼻がムズムズして
何となく寝るタイミングを逃したらしく
私に話しかけてきた。
『今日、友達はなんて?何かあったの?』
そんなこと、絶対気にもしないような夫なのに
なぜか聞いてきてびっくりした。
○初めて夫と母の死について話をした。
今日の彼女との話の中で色々気づかされたこと、
夫にも、今与えられている環境にも
感謝が足りなかったこと、
それどころか悲しさの矛先を向けて
卑屈になっていたこと、などなど
終始、こちらに顔を向けて真剣に話を聞いてくれた夫
○確信したこと
人が亡くなる時は無意識であっても『思い』がある
そう彼女に教えてもらって色んなことがリンクした。
母が亡くなった報告を受けて
すぐ朝イチの便を予約しようとしたとき
まさかの満席。夕方の便しか空いていない。
あんな地方の飛行機が満席だなんて
普段はあり得ないのに、…満席だった。
諦めきれず隣の県の飛行機もチェック
またまた地方空港のくせに満席。。
その時、まさかお母さんの仕業?と思ったんだよね
やることちゃんとやってから帰ってきなさい。
そういわれてる気がして、
渋々、夕方の便を予約した。
実は、前日にやってた仕事が終わらなくて
凄く中途半端な状態で、帰宅していた。
それに洗濯物も溜まって部屋も散らかっていた。
本当はやらなきゃいけないことが溜まってた、
きっと、見抜いていたんだね。
あなたは、独身じゃない、
妻として主婦としてとして母として
やるべきことがあるでしょう?
会社の人にも迷惑掛けるんだから
ちゃんと会って話してきなさい、
中途半端な作業の分だけでも
片付けてから帰ってきなさい。
早く来ても遅く来ても生き返る訳じゃないんだから!
(↑これ、物凄く母が言いそうな言葉)
そして、もうひとつ。
母が4月上旬に緊急入院して、兄が病院に駆けつけた
とりあえずは落ち着いてるし大丈夫とのことで
私は4月中旬に帰る飛行機をとった。
その頃はまだ地元で生活するとは考えてなくて
とりあえず6月上旬と6月末に2泊3日位で帰れるように早々、飛行機のチケットを取っていた。
そのあと5月に母が亡くなったけれど、、
6月上旬に取っていた飛行機がちょうど亡くなって2週間後だったので、帰りの便はキャンセルせずに利用できた。
そして、6月末のチケット。まさかの、四十九日と重なっていたのでキャンセルせずにそのまま利用することができた。
お母さんは、いつも、計画的で抜かりない。
やっぱりお母さんの仕業だったんだね、確信したよ。
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お母さんありがとう。
ずっと見守ってくれていたんだよね。
お母さんが出来なかったこと、
欲しかった幸せを、私に託してくれてたなんて
今までで気付かずに卑屈になって
こんな所嫌だ、地元に帰りたい!だなんて。
ほんとごめんね。
目に見えないから
信じるか信じないかの世界の話になるけど
わたしは、今日彼女が教えてくれたことに
凄く救われたし
お母さんに託されてるって思うだけで
今ここでの生活をすごく頑張れるよ。
天国で会える日は
少し遠退いた気分だよ、
だけど、その分、
楽しいお土産話、いっぱい持ってくるからね
そして、それを気づかせてくれた彼女、
あの電話のときは酷いことを言って本当にごめん
今日はありがとう。
月命日に起きた数々の巡り合わせ。
今日のこの気持ち、忘れないでいよう。
すごく長くなった、箇条書き無理だったね