ドラマが教えてくれる

この週末、
病室で念仏を唱えないでください
を見てた。全話一気見。

ドラマが教えてくれる
病気になった母の思い。

癌だと分かったとき
治療を決意するとき
初めて投薬したとき
日々の葛藤と、辛さ。

ドラマを見て、今さら知るんだ

きっと母もこうだったんだろうな、
不安だったし、辛かったよね。
なのに、誰も子供は帰らず一人で耐えてた。

涙が止まらなくなります

母は私たちには決して言わない。
帰った時はいつも、今まで通りの母で
チャキチャキで、厳しくて、たくましい。

体だけが痩せたり、太ったり、浮腫んだり
すごく変化してた。

…でもホントは体だけな訳ないよね。
いつも通りなわけ無いよね。
そんな事にも気付けずに

さっすが、お母さんだよね~強いわ~
ステージ4だろうが吹き飛んでいきそう!

なんて。のんきな娘。

2019年4月
母と過ごした最後のとき。

病院の反対を押しきり、
母は外出の予約を入れ込んだ。
さすがでしょ。うちのお母さん。

ほんの1時間弱の外出だったけど
そのとき母が
『あ~風が気持ちいい!!』って言ったのを
いつも思い出すんだ。

そしてなんで、あの時、少し散歩する?って
声を掛けなかったのかと後悔に襲われるんだ。

あまり無理させちゃいけない、
早く病院に連れて帰らなきゃって
そればっかりで。。。

母にとって
最後の外出だったんだ。

なのに私ときたら
そのままサクサクと車イスを押して
病院に入った。

多少無理をさせてでも、
外の光を、風を、浴びてもらえば良かった。

母は5月に亡くなった。

あの4月の2泊3日が貴重な時間であること
あのときに戻って自分に教えてやりたい